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2007年01月29日(月) 00時00分

国民の2割、差別されてるアラブ系…イスラエルで初閣僚ZAKZAK

 イスラエル政府は28日の閣議で、イスラム教徒のアラブ人である労働党のマジャドレ氏を無任所相として入閣させる人事を承認した。

 イスラエルでは2001年、イスラム教ドルーズ派の閣僚が誕生したことがあるが、同派はアラブ系とは異なる扱いを受けており、今回の人事が「初のアラブ系閣僚誕生」と受け止められている。

 フランス公共ラジオによると、マジャドレ氏は労働組合の幹部を長く務めた。イスラエル軍放送に対し「(自身の入閣が)アラブ系イスラエル人に帰属感を与えた」と表明。労働党党首のペレツ国防相は「平等と地域の平和に向けた歴史的な一歩」と評価した。

 イスラエル国民の約2割はアラブ系。ユダヤ系に比べ差別的な扱いを受け、収入や教育水準など多くの面で劣っているとされる。(共同)

ZAKZAK 2007/01/29

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