記事登録
2007年01月28日(日) 00時00分

【嶺北】 多重債務者を救済へ 「まんさくの会」 福井で創立 中日新聞

 長期にわたる多重債務者を救済しようと、県内の弁護士や司法書士らが27日、「福井クレジット・サラ金・悪徳商法被害者の会」(通称まんさくの会)を立ち上げた。

 「創立総会」の前に福井市宝永4丁目の神明神社儀式殿で開かれた記者会見で、弁護士の島田広会長は「昨年末にグレーゾーン金利を廃止する貸金業規制の改正法案が成立したことを知らず、過払い金を取り返さずに支払い続けている人が多い。異常な高金利は払わなくてよいことを県民に知らせていきたい」と述べた。続く総会には約50人が参加し、被害者の生活立て直しのために努力していくことを誓った。

 また、会見前に行われた無料相談会では、10年以上も約400万円の多重債務を抱えている夫婦など約50件の相談が寄せられたという。

 まんさくの会は4月以降に週2回、同会事務所で相談会を予定しているほか、月2回定例会を開き、被害者が問題解決のための知識を学ぶ場とする。問い合わせは同会=電0776(88)0121=へ。

 (小島香子)


http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20070128/lcl_____fki_____001.shtml