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2007年01月28日(日) 21時25分

みずほ銀、企業向け新サービス 複数行とネット取引朝日新聞

 みずほ銀行は、企業が銀行の窓口に行かなくても、インターネットを介して複数の銀行間の取引ができる新しいサービスを開発し、5月から提供を始める。従来は電話回線のため高速で情報のやりとりができなかったり、ネット回線が使える場合でも一行の取引ごとに画面を切り替えたりする必要があった。

 新サービスのシステムは、みずほ銀とNTTデータ、松下電器産業、オービックビジネスコンサルタントが共同で、既存サービスの長所を組み合わせて開発した。残高照会や振り込みのほか、みずほ銀と他行の口座間の資金管理が同時にできる。

 異なる銀行間の口座でも、パソコンの同じ画面上で資金移動などの操作ができる機能は、電話回線を使ったシステムとして80年代から企業で導入が進み、全国で約100万社が使っているという。

 ネット回線を使った取引システムも普及し始めたが、企業と銀行を一対一で結ぶ仕組みで銀行ごとに仕様が異なるため、複数行との取引が画面で一覧できなかった。

http://www.asahi.com/business/update/0128/004.html