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2007年01月28日(日) 20時31分

東国原知事 Jリーグ川崎のキャンプ地訪れ、セールス朝日新聞

 宮崎県綾町でキャンプ中のサッカーJリーグの川崎フロンターレを東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)(そのまんま東)知事が28日、激励に訪れた。県内2カ所で発生した鳥インフルエンザの風評被害を防ぐため、プロ野球やJリーグのキャンプを回って宮崎の鶏肉をアピールしたいと語っていた通り、地鶏の「みやざき地頭鶏(じとっこ)」10キロを選手たちに贈り、選挙公約だった「宮崎のセールスマン」を務めた。

 綾町は、知事選で戦った前林野庁長官の川村秀三郎氏(57)の地元。この日の交流会で、川村氏の後援会長を務めた前田穣町長が「ひがしこくばら知事」と名前を言い間違え、知事が「ひがしこくばるです。以後、お見知りおきを」とくぎを刺す場面もあった。

 フロンターレの武田信平社長が「来シーズンは優勝したい」と宣言すると、やはり川村氏を支えた押川勝・同町議会議長は乾杯のあいさつで「社長から(優勝という)マニフェストを公開していただいた。知事もマニフェストには心を痛めているのでは」。実現の難しさを指摘する声もある知事のマニフェストを暗に批判した。

 知事は「フロンターレは常にフロンティアスピリッツ(開拓者精神)を持ち、新しいものにチャレンジすると聞いている。私も選挙をそういった意味で戦い抜いた」とあいさつ。選手たちから「うまいねえ」と冷やかされていた。

http://www.asahi.com/national/update/0128/SEB200701280005.html