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2007年01月28日(日) 00時26分

東国原知事、CM撮影で本領発揮 おいしい鶏肉PR朝日新聞

 連続発生した鳥インフルエンザ問題の対応に追われる宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)知事は27日、県内の消費者向けに県産鶏肉の安全性をPRするCM撮影に臨んだ。CMは15秒。知事が野外で子どもたちと鶏肉の炭火焼きを作り、「うまい」とパクパク食べる。鶏肉や鶏卵を食べても鳥インフルエンザに感染しないことを訴える字幕も流れる。

 撮影はリハーサルなしでいきなり本番。知事は緊張した子どもたちをリラックスさせようと、冗談や大げさな身ぶり手ぶりで笑わせる一方、撮影スタッフに「カメラを回したままの方がいい」と助言するなど、「元タレント」の本領を発揮した。撮影後、「CMで鶏肉が安全だということが伝われば」と話した。

 宮崎県では今年度の県政CM(予算1260万円)が談合事件に絡んだ前知事の辞職で先月上旬に打ち切られ、計154本分のCM枠が宙に浮いていた。秘書広報課が県政の信頼回復を訴えるCM製作を持ちかけたところ、知事が自ら「鳥インフルエンザ対策のCMをやろう」と提案したという。

 CMは2月10日〜3月31日、地元民放2局で放送される。

http://www.asahi.com/politics/update/0128/001.html