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2007年01月26日(金) 00時00分

イスラム教団体、ハリウッドが偏見を助長していると非難朝日新聞

 [ロンドン 25日 ロイター] 英国のイスラム人権委員会は25日、「レイダース 失われたアーク」といった欧米の映画でイスラム教徒が悪役として登場することが非常に多く、それによってイスラム教徒に対するネガティブなイメージが植え付けられていると非難した。

 同委員会が英国に住むイスラム教徒約1250人を対象に行った調査では、イスラムを怖がる風潮がメディアにあると感じている人が全体の62%となったほか、14%が同風潮を人種差別だと考えていることが明らかになった。

 関係者の1人はロイターに対し「ハリウッドや英国の映画がイスラム教徒を悪者扱いするのに一役買っている」と指摘。映画の中でイスラム教徒が暴力的で時代遅れな存在として描かれることで、イスラム教徒に対する偏見が強まっていると述べた。

http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200701260097.html