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2007年01月26日(金) 20時45分

水落建築士 構造計算書「改ざんと言われたらそう」朝日新聞

 京都市内にあるアパグループのホテル2棟で耐震強度が偽装された問題で、構造設計を担当した富山市の水落光男・1級建築士は26日、朝日新聞の取材に対し、構造計算書の一部の数値を手計算で修正し差し替えたことについて「改ざんと言われたらそうだと思う」と話した。ただ、「耐力(強度)のないものをつくった認識はない。偽装というような悪意を持った不正な行為をしたのではない」と強調し、改めて強度不足と故意の偽装行為を否定した。

水落光男1級建築士=25日午後、富山市清水中町の田村水落設計の事務所で

 水落建築士は25日夕に強度不足と認定した根拠を京都市へ問い合わせたが回答を得られなかったと説明。「構造計算書を京都市と私以外の人に見せてチェックしてもらうことも考えている」と話し、第三者の専門家の意見を聞く意向を示した。

http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260333.html