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2007年01月25日(木) 21時05分

酒気帯び事故、最高で懲役10年 法務省が刑法改正案朝日新聞

 法務省は、交通事故に適用されてきた従来の業務上過失致死傷罪(最高で懲役・禁固5年)とは別に、最高刑が懲役・禁固7年の「自動車運転過失致死傷罪」を新設する刑法改正案をまとめた。今国会に提出する。警察庁が提出予定の道交法改正案とあわせると、酒気帯び運転中の交通死傷事故の最高刑は現行法下での懲役6年から懲役10年に、酒酔い運転の場合は懲役7年から懲役10年6カ月に、それぞれ引き上げられることになる。

 悪質な交通事故に関しては「アルコールの影響などで正常な運転が困難な状態」や「故意の信号無視」などが立証される場合については、01年に危険運転致死傷罪(現在は死亡時懲役20年以下、負傷時同15年以下)が導入されたが、適用条件が厳しく、業務上過失致死傷罪との「格差」を問題視する声が出ていた。

http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY200701250328.html