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2007年01月25日(木) 00時00分

設計業者「慢心した」アパホテルで2件の耐震偽装ZAKZAK

 国土交通省は25日、京都市内の「アパヴィラホテル京都駅前」「アパホテル京都駅堀川通」で構造計算書の偽造と耐震強度不足が確認されたと発表した。2棟は富山市の「田村水落設計」が構造計算を担当し、柱断面の計算結果などを改ざん。耐震強度は基準の71−79%という。京都市は同日、建築主のアパマンションに対し、使用禁止を勧告するとともに、耐震改修を指導した。

 京都市などが調べたところ、構造計算を行う際に5カ所の柱断面の計算結果改ざんなどが判明。田村水落は京都市の聞き取り調査に「長い年月やってきて、慢心した」などと話しているという。

 アパグループの元谷外志雄代表は2棟について「行政指導に基づき速やかに営業休止し、補強工事を実施する」としている。

ZAKZAK 2007/01/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012532.html