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2007年01月24日(水) 00時00分

ハッカやイチゴ手作業急ピッチ 大館で来月「アメッコ市」河北新報

 秋田県大館市の冬の伝統行事「アメッコ市」(2月10、11日開催)が間近に迫り、同市内の菓子店で、あめ作りが最盛期を迎えている。

 1872年創業の老舗菓子店「斎作屋菓子舗」では、今月9日からあめ作りを開始。従業員8人が昔ながらの手作業で、ハッカやイチゴなど15種類のあめを作る。

 今年は暖冬で雪が少なく、市内から20キロほど離れた山間部まで足を運んで冷却用の雪を確保したという。7代目の斎藤勇作さん(50)は「準備には苦労したが、例年並みの品質。出来栄えは上々です」と話す。

 アメッコ市は1588年に始まったとされる大館市の伝統行事。「この日にあめを食べると、風邪をひかない」という言い伝えがあり、期間中は市内中心部に、あめなどを売る露店が100店以上軒を連ねる。

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/01/20070125t45003.htm