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2007年01月24日(水) 00時00分

【尾張】 一宮市も3月にネット公売へ 差し押さえの家具や絵画 東京新聞

 一宮市は、市税の滞納処分で差し押さえた家具や絵画を、3月にインターネットオークションを利用して公売することを決めた。インターネットによる公売は県が既に昨年9月から実施しており、今回は同市を含めた4市が県内市町村では初めて参加する。

 市は昨年11月と今月に2人の市税滞納者から、ソファやテーブル、たんすなどの家具と絵画計123点を差し押さえた。この公売物件数は全国の市町村でも最大規模になるという。

 公売は情報通信会社大手ヤフーのインターネットオークションを利用。日本全国から24時間いつでも入札に参加ができるため、入札参加者の増加や落札価格の上昇が期待できる。市によると全国で既に142自治体がインターネット公売を実施。今回は、同市のほか、蒲郡市、瀬戸市、豊川市が県内自治体として初めて同時に参加する。

 市は最低入札額の合計を812万9000円と見積もっており、「ネット公売は売却の可能性も高い。税負担の公平を実現するため、今後もネット公売を進め、より効果的な滞納整理を推進したい」としている。

 インターネット公売は3月7日から9日まで実施。参加するためには2月8日から28日までにネットでの申し込みが必要。公売物件が多いため、21日に同市北丹町の旧和楽荘で下見会を開く。問い合わせは市納税課=電0586(28)8968=へ。

  (横井武昭)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20070124/lcl_____ach_____003.shtml