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2007年01月23日(火) 00時00分

薬剤師不在で薬局経営の女、逮捕で年齢5つサバ読みも発覚ZAKZAK

 薬剤師を置かずに薬局を営業したとして、警視庁生活環境課は23日、薬事法違反(薬局の管理)の疑いで東京都豊島区の薬局「健命堂」経営者の女(56)を逮捕した。

 東洋大法学部の教授(50)が事実上経営する東京都渋谷区のクリニックが、不正な処方せんを健命堂に出していたことが判明しており、同課は教授が経営者と共謀して診療報酬を詐取した疑いがあるとみて調べる。

 調べでは、経営者は昨年1月4日から5月26日にかけ、管理する薬剤師が不在のまま健命堂を営業した疑い。「中国で漢方医の資格を取った」と宣伝し、インターネットでも漢方薬や化粧品を販売していた。

 同課は昨年5月、健命堂を家宅捜索。その後も関係先としてクリニックなどを捜索して捜査を進めていた。

 逮捕前の取材に対し「薬剤師がたまたま育休中だった」と話していた。漢方薬の調剤や診察も行っていた疑いがあり、薬剤師法違反と医師法違反でも追及する。

 経営者は任意の事情聴取に年齢を51歳としていたが、その後の調べで56歳と判明した。

ZAKZAK 2007/01/23

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012320.html