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2007年01月22日(月) 08時19分

未成年者の携帯有害サイト制限、親の意思確認が必須に朝日新聞

 携帯電話で有害サイトを見られないようにする「フィルタリングサービス」について、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社は、未成年者が携帯を新規契約する際はこのサービスを受けるかどうか、必ず親の意思を確認することを決めた。2月までに実施する。

 未成年者が携帯を契約するには、現在も親権者の同意書が必要。3社はこれまで必須項目ではなかったフィルタリングサービス利用の親の判断を必須とするよう同意書を改める。契約時に親の意思確認を徹底する措置だ。親が子供にフィルタリング対象のサイトを見せてもいいと判断した場合だけ、例外的にサービスを外して契約できる。

 auとソフトバンクは2月中に同意書を切り替え、販売店に契約手続きの変更を周知する方針。ドコモは昨年末に同意書を改定した。

 auとソフトバンクは、契約時に親権者の同意書が必要な年齢を18歳未満としてきたが、同意書改定にあわせて対象を20歳未満に引き上げる。これで3社とも未成年者すべてを対象にすることで足並みがそろう。

 フィルタリングは、出会い系やアダルト、自殺、ギャンブルなど未成年者に有害なサイトへのアクセスを制限するサービス。3社は未成年者向けに無料提供してきたが、サービスを知らない人が多く、利用も少ないため、総務省が昨年11月、3社に普及の促進を要請していた。

http://www.asahi.com/national/update/0121/TKY200701210218.html