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2007年01月22日(月) 17時03分

宮崎談合事件、安藤前知事を再逮捕 収賄容疑で県警朝日新聞

 宮崎県発注事業をめぐる官製談合事件に絡み、前知事の安藤忠恕(ただひろ)被告(65)=競売入札妨害(談合)罪で起訴=周辺の不透明な金の授受を調べている県警は22日、県事業を優先受注した設計コンサルタント会社「ヤマト設計」(東京)から総額約3000万円分のわいろを受けていたとして、前知事を事前収賄と第三者供賄の両容疑で再逮捕した。県幹部7人を含む16人が逮捕された官製談合事件は、福島、和歌山県に続く県政トップの汚職事件に発展した。

 ほかに、前知事の政治指南役で元国会議員秘書の石川鎮雄被告(68)=同=を事前収賄容疑の共犯として、ヤマト設計前社長の二本木由文被告(56)=同=を贈賄の疑いで再逮捕した。安藤前知事は容疑をいずれも否認している。

 調べでは、二本木前社長は県発注事業の入札で便宜を図ってもらう趣旨で、資金を準備。安藤前知事は初当選から数日後の03年7月下旬、宮崎市の自宅で、石川元秘書が同席のもと、二本木前社長から現金2000万円を受け取った疑い。

 さらに、03年10月ごろから05年5月ごろまで、安藤前知事の依頼を受けた二本木前社長が、石川元秘書に「顧問料」名目で約1000万を提供した疑い。

http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY200701220247.html