記事登録
2007年01月20日(土) 13時44分

USJで販売の菓子2製品、賞味期限切れの原材料朝日新聞

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」は20日、USJ内で販売していた菓子2製品に賞味期限切れの原材料が使われていたとして、販売を中止し、商品を回収すると発表した。

賞味期限切れの原材料が使われた「チョコレート」=ユー・エス・ジェイ提供

賞味期限切れの原材料が使われた「クリームサンドウィッチクッキー」=ユー・エス・ジェイ提供

 2製品は菓子製造業「おたべ」(本社・京都市南区)の若狭工場で昨年3〜12月に製造された「チョコレート」(892円)と「クリームサンドウィッチクッキー」(1050円)。原材料の液体チョコレートとクリームが、昨年3月までの賞味期限のものを計約2万個販売した。おたべは不二家の一連の問題を受けて12日から自主的に社内調査をして使用の事実を確認した。17日になってUSJ側に連絡したという。検査機関で品質検査をした結果、健康に影響はないとしている。

 また、おたべは、この他に同工場で製造し、京都地区を中心に販売しているチョコレート製品についても自主回収すると発表した。昨年9〜11月までに製造したチョコレート製品「HAPPA CHOCOLATE」9500箱で、賞味期限切れの原材料を使っていた。京都地区の観光地や駅売店などで販売したという。

 おたべは原因について「チョコレートなど賞味期限が1年以上の原材料について安全に対する認識が甘く、賞味期限のチェックを含めた管理体制も不十分だった」と説明している。

 同社は1965年の設立で京都銘菓の生八つ橋を製造する十数社のひとつ。社名と同じ商品名で生八つ橋を観光地の土産物屋や駅の売店で販売している。

http://www.asahi.com/national/update/0120/OSK200701200036.html