またプリンなどの消費期限を社内基準より延長表示していた問題について、同社は十六日の農水省の聞き取り調査に対し「もともと消費期限は安全に食べられる期間より短く設定しており、一日長くしても問題ないと現場が判断したのではないか」と説明していたことも十八日、分かった。
埼玉県と大阪府によると、泉佐野工場は完成したプリンと消費期限刻印のない包装紙をそれぞれ埼玉工場に出荷。埼玉工場では、包装紙を付け消費期限を刻印することを「仕上げ」としていた。
泉佐野工場での製造日が異なっても、埼玉工場が一括して出荷する際は、消費期限の刻印をすべて同一日にしていたという。
県の調査に対し、埼玉工場は「同じ出荷日の製品に異なる消費期限があるのは困ると小売店から要望があり、先に製造されたプリンに合わせて消費期限を刻印していた」と説明したという。
十九日には静岡県が、富士裾野工場に検査に入る。
同工場では、二〇〇五年に菓子箱に虫の混入があったことが分かっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070119/mng_____sya_____006.shtml