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2007年01月19日(金) 00時00分

購読無料の電子書籍サイト 広告が収入源 SB関連会社朝日新聞

 ソフトバンクの関連会社イーブック・システムズは19日、ネット上で雑誌などの電子書籍を無料で読めるサイトを開設した。サイト名は「フリブ」(http://www.flib.jp)。有料販売が主流の電子書籍市場で、新しいビジネスモデルとして注目を浴びそうだ。

イーブック・システムズが開発した電子雑誌の画像。一度に複数のページをめくれる

 イーブックが電子書籍作製に必要なソフトを雑誌出版社に無償提供。出版社は雑誌に載せる広告料を収益源とし、読者が雑誌を閲覧すると1人当たり3円の報酬をイーブックに払う仕組みだ。

 このソフトを使うと、記事ごとに違うBGMが流れたり、インタビュー記事が動画で楽しめたりと、電子書籍ならではの雑誌を作れる。印刷や複製などを禁じる著作権対策も、出版社が自由に設定できるという。

 開設時の書籍数は雑誌のほかに小説、絵本なども含めて約75冊。年内に300冊に増やし、今春までに30万人のサイト利用を見込む。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200701190349.html