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2007年01月19日(金) 18時33分

製薬会社社員のパソコン盗難で個人情報流出 広島朝日新聞

 バイエル薬品(大阪市)は19日、医療関係者8142人分の個人情報が入った同社社員のUSBメモリーが盗難にあった、と発表した。広島県内の医師や薬剤師の住所、氏名、電話番号、勤務先などが保存されていた。該当者全員に謝罪して事情を説明しており、不正流用などの報告は今のところないという。

 被害にあったのは12月31日未明。友人宅に宿泊した中国支店(広島市)の医薬情報担当者が、業務用パソコンやメモリーを積んだ自家用車を大阪市生野区のコインパーキングに駐車させていた間に車ごと盗まれた。すぐに大阪府警に盗難届を出したという。車は見つかっていない。

 データは図表ファイルとして保存していたが、セキュリティー対策はとっていなかった。同社「不正流用などの事実がわかれば、誠実に反応したい。再発防止の社員教育を強めたい」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/0119/OSK200701190054.html