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2007年01月18日(木) 19時52分

司法修習生、過去最多の16人が不合格朝日新聞

 法律家の資格を得るための最終関門となる司法研修所の「卒業試験」の不合格者が、今年度は最終的に16人で過去最多となった。00年度までは不合格者が出たことはなかった。今回は司法試験合格者が初めて1500人規模に増えた期の試験。法曹人口の拡大策が質の低下につながらないかを問う声も強まりそうだ。

 今年度の卒業試験は1493人が受験。この本試験で10人が不合格となり、合否を保留されて追試を受けた97人のうち、6人が不合格となった。

 不合格となった場合、本人が願い出て、修習生を罷免されるのが一般的だという。裁判官、検事、弁護士への道は事実上、閉ざされる。

 最高裁によると、05年度の不合格者は2人、04年度は5人だった。04年度から修習生は約1200人に増えた。

http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY200701180314.html