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2007年01月16日(火) 00時00分

マニュアル作成指導へ 不二家問題で県が方針 報告書提出後に 東京新聞

 大手菓子メーカー「不二家」の期限切れ原料問題で、県は十六日までに同社から問題の経緯や今後の対策などを記述した報告書の提出を受ける。その内容を確認したうえで、再度立ち入り検査を実施し、適正な指導を行う方針。

 同社の埼玉工場(新座市)では、洋生菓子の一部で旧厚生省の通知で定めた基準の十倍の細菌が検出されていたことが分かっている。しかしこの通知は目標値を記したもので、食品衛生法には洋生菓子の数値基準はないという。

 県生活衛生課は「今回の件で、不二家に法律違反はない」としている。一方で「原材料の入荷から製品出荷に至るチェック過程やその記録を定めたマニュアルがないことが、大手メーカーとして大問題。再発防止の柱として、適切なマニュアル作成を指導していく」としている。 (藤原正樹)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20070116/lcl_____stm_____003.shtml