記事登録
2007年01月15日(月) 15時09分

違法コピーソフト1万枚をネット販売 容疑者逮捕朝日新聞

 パソコンソフトの「一太郎」などをCD—Rに1万枚以上コピーし、全国の約1万人に売っていたとされる男を北海道警が逮捕していたことが15日、分かった。男は偽造免許証を約50枚作り、ネットバンクに約40の口座を開設。売り上げを振り込ませて約3500万円を得ていたという。

 著作権法違反や有印公文書偽造・同行使などの罪で札幌地裁に起訴されているのは、愛知県長久手町杁ケ池、無職鍋田大昭被告(34)。05年秋、違法コピーした一太郎のCD—Rを北海道と東京都の男女2人に1枚ずつ計3000円で売った疑いで昨年10月に逮捕された。

 その後の調べで、鍋田被告は04年7月〜昨年10月、一太郎をはじめ50種類のソフトを違法コピーし、本物のソフトの中古品を出品していたネットオークションサイトから自分のホームページに入った客に、1本あたり1500〜3000円で売っていたことが分かったという。

 ネットバンクで口座を開設するため、自分の免許証をスキャナーで読み込んで偽造。見破られないように住所は実際にある地名にしていた。偽造免許証は何度も複写を繰り返して、本物と見分けづらくしていたという。

http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY200701150203.html