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2007年01月15日(月) 00時00分

今日から『マイバッグ』 有料レジ袋 杉並で実験開始 レジ袋を有料化して、削減効果を調べる実験が始まったスーパーマーケット=15日午前9時13分、東京都杉並区の「サミット」成田東店で(朝倉豊撮影) 東京新聞

 東京都杉並区と同区に本部を置くスーパーのサミットは十五日、区内の成田東店で、使い捨てされてごみになるレジ袋の使用を減らすため、レジ袋を有料化する実験を始めた。首都圏の中堅スーパーによる有料化導入の取り組みは初めて。

 実験では、三月末までレジ袋を一枚五円で販売し、現在約30%のマイバッグ持参率を60%に上げることを目指す。収益は近くの小学校に寄付して環境教育に役立てる。

 初日は開店前、山田宏区長やサミットの高田浩社長が従業員を激励。高田社長は「いずれ課税されるなら有料化して、地元企業の社会的責任を果たしたい」と述べた。山田区長は、実験が成功すれば、レジ袋税を課す方向になっている同区の条例を廃止し、有料化促進の条例をつくるとの考えを示した。

 マイバッグを持参する客も多く、近くの主婦(36)は「これまで持ってこなかったが、きょうから持ってきた。これから習慣づけたい」と話していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070115/eve_____sya_____001.shtml