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2007年01月15日(月) 21時28分

虚偽の会社設立話で2億だまし取る、会計士を逮捕読売新聞

 IT事業のコンサルタント会社を設立すると偽り、顧客から出資金名目で3000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は15日、東京都文京区で会計事務所を開いていた公認会計士池田充夫容疑者(51)を詐欺容疑で逮捕した。

 池田容疑者は2000年1月から02年3月にかけ、顧客や会計士仲間ら約30人から出資金名目で計約2億2000万円をだまし取ったとみられ、同課で裏付け捜査を進めている。

 調べによると、池田容疑者は00年2月、顧客だった豊島区内の自営業男性(当時66歳)に対し、「新会社を設立して、IT事業のコンサルタント業務を始める。上場するような企業になるので、出資金は2倍になって戻る」などと偽り、3000万円をだまし取った疑い。だまし取った金は、都内で経営する複数の会社の運転資金や遊興費などに充てたとみられる。

 池田容疑者は02年3月以降、出資者との連絡を絶って失跡。被害届を受けた警視庁が札幌市内のマンションに潜伏しているのを見つけ、逮捕した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070115i214.htm