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2007年01月15日(月) 19時36分

伊藤公介衆院議員を不起訴処分 献金の不記載問題朝日新聞

 国土庁長官を務めた伊藤公介衆院議員の資金管理団体と自民党支部への献金が政治資金収支報告書に記載されていなかった問題で、東京地検は15日、政治資金規正法違反の疑いで告発されていた伊藤議員について、「収支報告書の記載に関与したと認める証拠がない」として嫌疑不十分で不起訴処分にした。報告書作成の担当者だった同議員秘書については、不記載の事実を認めた上で、(1)伊藤議員を支持する団体内部の資金移動の要素が強い(2)献金額が多額ではない——などを理由に不起訴処分(起訴猶予)とした。

 告発状によると、伊藤議員は01年と02年、政治団体「西多摩夏冬(かとう)会」(02年に解散)から受けた献金計421万円を、同議員の資金管理団体「東京公友会」と同議員が代表を務める「自民党東京都第23選挙区支部」の2団体の報告書に記載せず、虚偽の報告書を提出したとされる。

http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY200701150299.html