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2007年01月14日(日) 19時54分

なんで!イラン、原油大国なのにガソリン配給へ読売新聞

 【テヘラン=本間圭一】イランのファルス通信は14日、同国政府が、ガソリンの配給制を骨子とする法案を承認したと伝えた。

 法案は近く、国会で審議され、可決されれば、3月下旬から導入される。世界有数の石油大国が、ガソリンの配給を実施するのは異例で、核問題による制裁の影響がジワリとでてきたとの指摘もある。

 同通信によると、法案は、ガソリンの割当量を、タクシーが1日22リットル、一般車両が同4リットルと規定。別の新聞報道では、それ以上のガソリンを購入する際の価格は、通常の5〜6倍に跳ね上がるという。

 イランは、石油の確認埋蔵量が世界2位とされるが精製所の未整備により、1日に使用されるガソリンの約4割を輸入に頼っている。政府は今回の決定の理由を明らかにしていない。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070114it11.htm