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2007年01月14日(日) 19時45分

ウォークマン聴き“瞑想”のチョロ松、大往生読売新聞

 ソニー・ウォークマンのCMに出演し、「音楽を聴きながら瞑想(めいそう)するサル」として人気を集めたニホンザルの初代「チョロ松」が14日、老衰で死んだ。29歳8か月で、所属する周防猿まわしの会(山口県光市)では「人間なら100歳の大往生だった」としている。

 湖畔にたたずみ、目を閉じてウォークマンで音楽を聴くチョロ松の姿は1987年、CM放映され、話題となった。90年に現役を引退し、熊本県南阿蘇村の猿回し劇場で暮らしていた。

 コンビを組んでいた調教師、村崎五郎さん(41)は「ショックだが、天寿をまっとうできて良かった。私もチョロ松に育てられた。感謝の気持ちでいっぱい」と話していた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070114i212.htm