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2007年01月14日(日) 19時03分

拡大防止「しっかり取り組む」 鳥インフルで松岡農水相朝日新聞

 宮崎県内の鶏の大量死の原因が鳥インフルエンザと確認されたのを受けて、訪米中の松岡農林水産相は13日夕(日本時間14日早朝)、ニューヨーク市内で会見し、「(ほかの養鶏場に)広がらないように、しっかり取り組みたい」と、感染拡大の防止などに全力をあげる方針を示した。発生した養鶏場の鶏の処分や消毒を14日から実施することなどを改めて説明し、「万全の対応をすべく指示をした」としている。

宮崎県で発生した鳥インフルエンザについて会見する松岡農水相=ニューヨーク市内で

 原因究明についても「感染経路などについて可及的速やかに調査し、最善を尽くしたい」と強調。消費者への対応も「風評被害が広がり、(市場の)混乱が起きることのないように最大限の努力をしたい」と語った。

 松岡農水相は15日夕に帰国し、鳥インフルエンザ対策の陣頭指揮をとる。8日から外遊中の農水相は仏、米ワシントンに続いて訪問した米ニューヨークを13日にたち、15日にベルギー・ブリュッセルで、欧州委員会のマンデルソン委員と会談。16日に帰国する予定だったが、日程を切り上げた。

http://www.asahi.com/politics/update/0114/003.html