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2007年01月13日(土) 00時00分

千葉大付属病院、患者417人の情報漏えい 大学院生がメール誤送信読売新聞

 千葉大付属病院(千葉市中央区、斎藤康院長)は12日、患者約400人分の個人情報の漏えいがあったと発表した。

 漏えいしたのは、2004年以降に心臓カテーテル検査や治療を受けた患者のうち417人分の、氏名、性別、年齢、治療を受けた心臓の血管の部位などのデータ。循環器内科の非常勤医師で千葉大学院生の男性(28)が1月10日、データを病院のメールアドレスから自身の個人名義のアドレスに送信しようとして、誤って別人に送ってしまったという。病院では個人情報の持ち出しを禁止していた。

 対象となる患者に対しては、電話で謝罪するとともに、すでに報告と謝罪の文書を送ったという。誤送信した相手に対しては、メールの削除を依頼するメールを数回送ったが、現在のところ連絡はないという。

 会見した斎藤院長は「誠に遺憾で、患者の皆様には心からおわびする」と謝罪した。大学院生については、今後処分を検討するという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news003.htm