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2007年01月13日(土) 18時37分

HIV感染者、東南アジアに160万人 ベトナムで増加朝日新聞

 国連合同エイズ計画(UNAID)は13日、ASEAN首脳会議で、東南アジアのエイズについて報告した。ASEANはアジアの中でもHIV感染率が高く、感染者数は約160万人。

 報告によると、ベトナムで感染者が急増しており、05年で約26万人。00年の約2倍で、毎年4万人が新たに感染しているという。違法薬物の注射の使い回しや売買春による感染が多い。

 58万人の感染者がいるタイでは増加は抑えられているというが、最近の感染者の3分の1が主に配偶者から感染した既婚女性。これまで感染のリスクが小さいと考えられていたグループだ。22歳以下の若年層の感染率が上がっている。

 ミャンマーも深刻な感染拡大が懸念される。大人の感染率が1.3%で域内全体(0.5%)を上回る。15歳から24歳の若者の感染率は2.3%と高い。

http://www.asahi.com/international/update/0113/017.html