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2007年01月13日(土) 11時27分

東名高速でジョイント外れ事故 1000カ所を緊急点検朝日新聞

 川崎市の東名高速道路の高架橋で11日に軽乗用車が横転する事故があり、高架橋のつなぎ部分に設置された鉄製の伸縮装置(ジョイント)が外れていたことがわかった。管理する中日本高速道路(名古屋市)は同日から、東名高速や中央自動車道など管内全路線にある同型のジョイント約1000カ所を緊急点検している。

 神奈川県警高速隊によると、11日午後5時半ごろ、川崎市宮前区平5丁目の東名高速下り線の長尾高架橋で、千葉県市川市の会社員男性(57)が運転する軽乗用車が横転し、助手席の会社員男性(46)が腰を打つ軽いけがをした。県警はジョイント部分の段差に乗り上げたのが原因と見ている。

 同社によると、ジョイントは温度変化による橋の伸縮を吸収するため、2枚1組でくし形に組み合わされている。事故現場ではジョイントの一部(長さ1メートル、幅20センチ、厚さ3センチ)がはがれ、約20メートル先に落ちていた。事故の約1時間前に巡回した時点では異常はなかったという。同社は「外れたことは重大な問題で、原因を調べている」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0113/NGY200701130002.html