記事登録
2007年01月12日(金) 01時19分

鳥インフルエンザの疑い、宮崎で鶏750羽死ぬ読売新聞

 農林水産省は11日、宮崎県清武町の養鶏場で、約750羽の鶏が死に、高病原性鳥インフルエンザの疑いがあると発表した。

 同省では、鶏の死んだ状況から毒性の強いウイルスの可能性が高いとみている。同省などは家畜伝染病予防法に基づき、この養鶏場に鶏の隔離を、周辺の養鶏場にも鶏の移動自粛などを要請した。県は、検体を動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送り、ウイルスの型を分析する。13日に判明する見通し。

 宮崎県によると、鶏が死んだのは同町で約1万2000羽の肉用種鶏を飼育している養鶏場。鶏の死は10〜11日に確認され、養鶏場の獣医師が11日、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応を検出した。

 国内では2004年に山口、大分、京都の3府県で計4件の強毒性の鳥インフルエンザの発生が確認され、05年6月には茨城県で弱毒性の鳥インフルエンザが発生している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070111it14.htm