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2007年01月12日(金) 00時00分

女性の風俗歴隠すアリバイ作り、所得隠して告発されるZAKZAK

 風俗店勤務を家族らに知られたくない女性の“アリバイ”づくりのための電話代行をしている「ケーエスエスプロジェクト」(東京都新宿区)が2005年8月期までの3年間に約1億5000万円の所得を隠し、約4000万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反容疑で同社と同社の社長(32)を東京地検に告発したことが12日、分かった。同社は既に修正申告している。

 関係者によると、同社は勤務先をごまかそうとする女性を雑誌広告などで募集。電話代行のほか架空の会社名義でつくった給与明細書や在籍証明書なども販売しており、こうした売り上げの大半を意図的に申告から除外していた。

 隠した所得は銀行口座にプールしたり、武内社長が個人的に使っていたという。

 同社は常時200—300人の顧客を抱えているといい、社長は、業務を「働くシングルマザーを相手に月会費5000円で保育園などとの連絡を取り次いでいる」と説明。脱税については「丼勘定のようなところがあり、社長として甘かった。今後は正しい納税に努めたい」としている。

ZAKZAK 2007/01/12

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011219.html