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2007年01月12日(金) 23時19分

取水電源室の電源盤から発火 柏崎刈羽原発朝日新聞

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の1号機の取水電源室で12日午後7時40分すぎ、電源盤から煙が出ているのを当直員が監視用カメラで見つけ、119番通報した。駆けつけた消防隊員が現場を調べたが、午後8時20分に自然に鎮火していることが確認された。同発電所によると、放射能漏れなどの影響はなく、正常に発電を続けているという。

 同発電所によると、取水電源室には、発電タービンから出る蒸気を冷却するために使う海水を海から取水する際、ゴミなどを取り除く装置の電源がある。1号機の運転が始まった85年から使用を続けていて、4年に1度点検をしている。04年の点検では異常はなかったという。

 火災の原因は調査中だが、発生当時、原発周辺では雷が鳴っており、因果関係を調べている。

http://www.asahi.com/national/update/0112/TKY200701120399.html