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2007年01月12日(金) 11時51分

総務省課長補佐ら18人、「統計」業務中に野球賭博読売新聞

 総務省の情報通信網(LAN)を使い、高校野球で野球賭博(とばく)をしていたとして、警視庁保安課は12日、総務省統計局の課長補佐(37)や独立行政法人統計センター(東京都新宿区)の課長代理(59)ら、同省と同センターの職員計18人を賭博の疑いで書類送検した。

 調べによると、総務省統計局の課長補佐らは2004年と05年の夏の全国高校野球大会の開催期間中、1人1000円の現金を賭け、全出場校の勝敗を予想する賭博行為を行った疑い。

 18人は、同センターや同省統計局の職員らが参加する「総務省統計野球部」のメンバー。同省と同センターをつなぐLANを利用し、日中の業務時間中に勝敗表などを電子メールでやりとりしていた。

 調べに対し、課長補佐らは「02年の大会から始めた。仲間内でゲーム感覚でやってしまった」と供述している。昨年8月の大会前後に同庁に情報提供があり、同課で職員らから事情を聞いたため、昨年の大会では賭博をしなかったという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070112it04.htm