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2007年01月12日(金) 00時46分

株大量取得方針、村上被告に伝わる…LD系元幹部証言読売新聞

 ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で、証券取引法違反の罪に問われた村上ファンド元代表の村上世彰(よしあき)被告(47)の公判が11日、東京地裁で開かれ、ライブドアの元金融子会社幹部の証人尋問が行われた。

 公判では、2004年11月8日の会議で、ライブドアによる同放送株の大量取得方針が村上被告に伝えられたかどうかが最大の争点だが、元幹部は「この日の会議で300億円の資金調達の準備をしたことを伝えており、ライブドア側の意図は当然伝わっている。そのためのミーティングだった」と明言した。

 元幹部は、村上ファンド側と連絡を取り合うライブドア側の窓口役で、11月の会議にも出席。同放送株の大量取得について、元幹部は「堀江被告などから指示された会社の意思だった」とした上で、「会議は資金調達が可能になったことをトップの口から伝える趣旨だった」と述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070111i315.htm