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2007年01月11日(木) 06時02分

「いじめは卑怯」松井秀、安倍内閣メルマガで“一役”読売新聞

 「いじめをしている子供たち、そして自殺する子供たちに対し、僕は我慢がなりません」——。

 米大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手が、11日付の安倍内閣メールマガジンに、子供のいじめ問題に関するメッセージ「君はひとりじゃない」を寄せた。

 松井選手は、いじめている子供たちに向け「理由が何であれ、人として卑怯(ひきょう)なことをしてはいけません。卑怯とは、勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないことを言います。そう、正々堂々としていないことです。僕の大好きな野球をはじめとして、スポーツや世の中にはルールがあります。卑怯な行為は反則です。卑怯な行為の中には『無関心』も含まれます。いじめられている人がいるならば、是非勇気を持って『いじめはよくない!』と声をあげて欲しい。その勇気あるあなたの最初の声が必ずや『周りの人の心を動かす』と僕は信じます」と語り、いじめを強く戒めた。

 いじめられて死を選ぼうと悩んでいる子供に対しては、「死を選択するなんてもっての外です。自ら死を選べばあなたを心底愛している家族、親せき、友人や先輩、後輩、あなたがかわいがっているペットまでが悲しむことになります。僕の認識の中では自殺もまた卑怯な行為です。勇気を持って周囲に分かるようにSOSのサインを送れば、大人たちは必ず助けてくれます」と呼びかけた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070111i502.htm