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2007年01月11日(木) 22時44分

クレームブリュレ「ボージュ」加須市朝日新聞

◇手渡す直前 表面焦がす

 注文を受けてからバーナーで表面を焦がした。すぐに食べるとカリカリした食感とほどよく冷えたクリームが口の中に広がった。

 生クリーム、卵黄、砂糖といった素材が使われる。砂糖は「カソナード」といい、サトウキビが原料。カリカリ感と香りを出すのに欠かせない。

 オーナーシェフの鷺内宣成さん(46)は「一つの素材の主張を出すのではなく、すべての素材のハーモニーを楽しむものです」と話した。

 3年間、フランスで菓子づくりを修業した。その時に食べて、おいしさに驚いた。「食べた人は間違いなく喜んでくれる」と感じた。

 手渡す直前に焼くのは、できるだけおいしく食べてもらうためだ。もちろん、時間がたって表面が柔らかくなっても濃厚な味を堪能できる。

 見た目よりおいしさにこだわる。「フランス菓子の良さは素材を閉じ込めているところ。食べたらおいしい」(鬼久保幹男)

   ◇

 フランス菓子ボージュ(加須市下三俣568の5)電話0480・61・8228

 クレームブリュレ(280円)

 ◆紹介者

 加須市花崎北2丁目、会社員片岡正道さん(45)

 「パリパリ感とクリームの柔らかさがマッチしている。もう1個食べたいと思わせる甘さが気にいっている」

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000160701110001