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2007年01月11日(木) 20時08分

事務所費問題で中川政調会長、飲食費も計上明らかに朝日新聞

 自民党の中川昭一政調会長は11日、自らの資金管理団体が家賃不要の衆院議員会館を事務所としながら05年に3096万円の事務所費を計上していたことについて、同団体が契約した国会近くの個人事務所の家賃などとともに、飲食費も事務所費に計上していたことを記者団に明らかにした。金額は「現在調べている」としたが、「通常必要な事務所維持経費の範囲内だ」と、適正な処理だと強調した。

 関係者によると、「夜遅くなった時の事務所スタッフの食費」が事務所費に含まれているという。中川氏は「法律に基づいて計算をした結果、ああいう形になった。決して架空経費や付け替えはない」と語った。

 一方、公明党の太田代表は千葉市での党の会合で、「正しく、透明性を持って政治資金を使わなくてはいけないという政治資金規正法の趣旨にのっとって、政治家は初めて責任が全うできる。疑念が出された場合は説明責任がある」と述べ、多額の事務所費を計上した議員はその使途について国民に説明すべきだとの考えを示した。

http://www.asahi.com/politics/update/0111/010.html