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2007年01月11日(木) 18時46分

番号持ち運び、年末商戦もKDDIが独走朝日新聞

 携帯電話3社は11日、番号ポータビリティー(持ち運び)制を利用した昨年12月の転入・転出実績を明らかにした。転入から転出を差し引いた増減数は、業界2位のKDDI(auとツーカーの合計)が14万8900件増やしたのに対し、首位のNTTドコモは約10万9000件減、3位のソフトバンクモバイルも3万9600件減だった。顧客の動きが例年活発になる年末商戦でも、KDDIが独走する結果となった。

 また、電気通信事業者協会が同日発表した昨年12月の携帯電話契約数によると、新規契約数から解約数を差し引いた増減数は、KDDIが29万7500件増、ソフトバンク9万7000件増、ドコモ8万7600件増。前月に創業来初の純減となったドコモは2カ月ぶりに純増を確保したが、他2社を下回る伸びにとどまった。

 06年の年間純増数もKDDIが253万200件と最も多く、ドコモ184万8100件、ソフトバンク37万9800件の順。携帯全体の純増数は475万8100件で、過去最低だった05年(474万4500件)に次ぐ低水準だった。

http://www.asahi.com/business/update/0111/122.html