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2007年01月11日(木) 00時00分

図書館運営を民間委託朝日新聞

 大平町立図書館が、新年度から県内の公立図書館としては初めて、運営を民間委託する。指定管理者制度で選ばれた事業者は、経費節減のほか、利用者のサービス向上策を提案しており、町は「利用者の大幅な伸びを期待している」と話す。

 運営事業者には、応募のあった県内外の5団体から「株式会社図書館流通センター」(東京都文京区)が選ばれた。同社は、九州地方を中心に8自治体14図書館の指定管理者になるなど実績がある。指定期間は3年間。

 選定審査にあたり、同社は現行の年間経費より約1500万円少ない約5千万円を提案。また休館日を減らして開館日数・時間を11%増やすほか、新たに週刊誌の収集や宅配サービスを実施する。利用者が軽い昼食を館内でとれるよう、飲み物や軽食の自動販売機を設置するという。

 同館は05年度、人口1人当たりの貸出数が4・44冊だったが、新たなサービスを通じて、県内一の高根沢町(3館運営)の12・58冊まで伸ばす目標を掲げている。

http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000701110002