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2007年01月11日(木) 00時00分

DJ OZMA関係者がNHKに謝罪文朝日新聞

 大みそかのNHK紅白歌合戦で抗議電話殺到の“乳出し”パフォーマンスを行ったDJ OZMAの関係者が、同局に謝罪文を提出していたことが10日、明らかになった。11日に東京・渋谷の同局で行われる橋本元一会長の定例会見で詳細と見解を説明する予定だ。

 同局によると、謝罪文は9日に所属事務所と所属レコード会社の東芝EMIの関係者が提出したという。最終カメラリハーサル(12月30日)とは違うパフォーマンスを、生放送の本番にぶつけたことを認める内容のようだ。また、音楽関係者によると、OZMAの事務所幹部と東芝EMI幹部が、ここ3日間ほどNHKに呼ばれ、連日話し合いを続けていた。OZMAは今後レコーディングに入る予定で、OZMAが今回の紅白の件で対応することはないという。

 OZMAのステージでは、女性ダンサーたちがトップレスに見えるボディースーツを着用して踊り「子供が見ている時間にふさわしくない」などの抗議電話が約750件寄せられた。

 当初「演出の一部として認めた」としていたNHK側が直後に「リハーサルと違う内容で、知らなかった」と見解を一転させたことから真相がさまざまに伝えられたが、OZMA側の不規則行動ということで収拾を図った形だ。同局は「事務所とレコード会社の方から経緯と詳細をうかがった」とした上で「結果的に紅白にふさわしくないパフォーマンスを放送して視聴者の信頼を損なうことになり、こちら側にもチェック上の非はある」。今後のOZMAのNHK出演については「特に方策はないが、現実的にすぐ出演ということはない」とした。


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