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2007年01月11日(木) 11時23分

ヤフオクへ架空出品、代金詐取の主犯格に懲役7年読売新聞

 ヤフーが運営するインターネットオークションへ架空出品し、代金をだまし取ったとして詐欺罪に問われたネット詐欺団の主犯格で、住所不定、通信販売業村上修士被告(33)の判決が11日、福岡地裁であった。

 鈴木浩美裁判長は懲役7年(求刑・懲役8年)を言い渡した。

 判決によると、村上被告は同オークションでは出品者の身元が判別できないことを悪用。仲間の男女3人(いずれも有罪確定)と共謀し、2004年11〜12月、自分が経営する北九州市八幡西区の通信販売会社に置いたパソコンから、カーナビゲーションなどを架空出品。東京都内の落札者ら約50人から代金として総額約750万円を振り込ませ、だまし取った。

 この事件では、グループの村上被告ら4人が詐欺罪で起訴された。このグループによるオークション詐欺の被害は全都道府県の約7200件(被害総額約5億8000万円)に上り、うち約4000万円が指定暴力団工藤会系組員に渡っていたことが福岡県警の調べで判明している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070111i103.htm