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2007年01月10日(水) 00時00分

LGが1台で次世代DVD2規格対応のプレーヤー読売新聞


1台でHD DVDとブルーレイの2規格の再生ソフトに対応するLG電子の次世代プレーヤー

 韓国のIT企業といえば巨人、サムソン電子の知名度がダントツだが、LG電子の存在も忘れてはならない。CESのLGブースの目玉となったのが、1台で次世代DVDのHD DVDとブルーレイ(BD)の両規格に対応した再生機。同社が世界で初めて開発した。2規格に対応するため、製造コストは当然高くなる。しかし、規格の不統一で次世代DVD機器の世界販売台数が業界予想をかなり下回っているだけに、買い控えに走る消費者にアピールできば、販売不振を打破する救世主になるかもしれない。


情報漏洩を防止するソフト「Secure Disc」が同梱販売されるCD/DVDドライブ

 ブース正面には、100インチサイズの液晶テレビも公開されていたが、シャープ製108インチの液晶の後塵を拝したためか、キャッチコピーは「World's First」。

 また、世界的なCD/DVD関連ソフトメーカー、「nero」(本社ドイツ)と組み、CDやDVDに書き込んだデータを読み出せないようにするデータ書き込みソフト、「SecurDisc」を開発した。LG製のドライブ以外でも、「SecurDisc」の規格に準拠したドライブならデータを読み出せないようにできる。このため、万が一ディスクを持ち出されても、情報の漏洩を心配しなくてすむ。LG製のドライブは「SecurDisc」とセットで、07年第3月までには発売される予定だ。(YOMIURI PC 林宗治)

http://www.yomiuri.co.jp/net/feature/20070110nt03.htm