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2007年01月10日(水) 00時00分

TBS「花より男子2」高視聴率スタート朝日新聞

 テレビ各局の1月編成の連続ドラマが相次いでスタートし、TBS系「花より男子2」が19・4%(関西は20・7%)の高視聴率でスタートしたことが9日、ビデオリサーチ社の調べで明らかになった。個人視聴率をみると、中・高校生の強い支持を受けている。一方、ベストセラー小説をドラマ化したフジテレビ系月9枠「東京タワー」は14・2%(同12・8%)、NHK大河ドラマ「風林火山」は21・0%(同16・2%)。高視聴率が期待されるこの2枠は明暗が分かれた。

 5日に放送した「花より男子2」(金曜午後10時)第1話が19・4%を記録したTBSは「正月スペシャルドラマの競合がひしめく中でこのような好結果を残すことができて、視聴者の皆さんに感謝しています。今後も期待を裏切らず、面白い作品をつくっていきたい」(三城真一プロデューサー)とのコメントを出した。同時間帯にはフジテレビの金田一耕助シリーズ「悪魔が来りて笛を吹く」(14・4%)、テレビ朝日の「マグロ・後編」(16・4%)の正月特別ドラマが編成され、激戦を制しての好発進となった。

 4800万部を売り上げた神尾葉子氏のベストセラーコミックのドラマ化で、超金持ち高校を牛耳る御曹司4人組「F4」に立ち向かう貧乏女子学生の奮闘を描く学園ラブストーリー。昨年10月に井上真央、松本潤主演でパート1が放送され、平均視聴率19・7%、最終回スペシャルは22・4%を記録した。同じキャストで制作する続編では、一度は気持ちを確かめ合ったヒロインとF4リーダーが微妙な擦れ違いを起こす展開。続編は、前作の勢いをそのまま引き継いでのスタートとなった。

 世代別にみると、ティーン層(男女13〜19歳)の平均視聴率が30・7%を記録。チャイルド層(男女4〜12歳)の23・0%を含めた若者層の圧倒的支持を集め、世帯視聴率でも裏番組を上回った。

 一方、リリー・フランキー氏のベストセラー小説をドラマ化したフジテレビ「東京タワー」(主演速水もこみち)は、8日の初回放送分が14・2%。看板枠である「月9」としては低調なスタートとなった。3年連続3冠王と視聴率は好調の同局だが、看板月9枠の不振は、一抹の不安を隠せない。


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