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2007年01月10日(水) 00時00分

ノロウイルス風評被害で販売不振…リンガーハットZAKZAK

 「長崎ちゃんぽん」を全国展開するリンガーハットは10日までに、07年2月期の連結業績予想について、最終損益が2億3000万円の赤字(従来1億8000万円の黒字)に転落すると発表した。全国的なノロウイルス感染の拡大で、毎年好評の加熱処理したカキを具に載せた「かきちゃんぽん」が販売不振となり、業績に響いた。

 今シーズンは昨年11月の売り上げが前年比15%増と、出足は好調だった。しかし、ノロウイルスの被害が同年12月中旬以降に報道されると急速に落ち込み、同月の売り上げは前年比半減した。

 同社のメニューで実際に食中毒などの被害が出たわけではないが、「生ガキがウイルス感染源」との風評が広がり、顧客に敬遠された。同社はカキを使用しない別メニューの投入など対応に追われている。

ZAKZAK 2007/01/10

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011012.html