住宅地図大手「ゼンリン」（本社・北九州市）の電子住宅地図ソフトを無断で複製し、インターネットオークションで販売したとして、福岡県警は１０日、宮崎県小林市北西方、造園業東和也容疑者（２９）を著作権法違反容疑で逮捕した。
調べによると、東容疑者は昨年９月下旬〜１０月下旬、電子住宅地図ソフトを自宅のパソコンでＤＶＤ—Ｒに複製し、ネットオークションで福岡市博多区の自営業男性（４９）ら３人に計３枚（定価約２４０万円相当）を計２万円で販売した疑い。容疑を認めているという。
パソコンには、ファイル交換ソフト「ライムワイヤー」を利用して無償で入手したとみられる地図ソフトが約４５０点（定価約１億円）保存されていた。東容疑者の銀行口座には、全国の購入者約２５０人から計約１２０万円の入金があったという。