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2007年01月08日(月) 22時46分

阪神大震災から12年目 「希望の灯り」分灯始まる朝日新聞

 阪神大震災から17日でまる12年となるのを前に、震災の犠牲者を悼んで神戸市中央区の東遊園地にともされている「希望の灯(あか)り」の分灯が8日、始まった。兵庫県内のほか、奈良、滋賀両県など全国約40カ所に運ばれ、17日前後に催される追悼行事で使われる。

「希望の灯り」をろうそくに分ける参加者たち=8日午前、神戸市中央区の東遊園地で

 この日は県内の中学校や市民グループなど5団体が参加。持ち寄ったランタンや灯籠(とうろう)にろうそくで灯を移した。神戸市西区の枝吉自治会は、近くの小学校で11日にある左義長(さぎちょう)(火祭り行事)の種火に使ってもらおうと、初めて分灯を受けた。会長の北川富男さん(58)は「この灯をきっかけに、震災を経験していない世代にも語り継ぐことができれば」と話した。

http://www.asahi.com/life/update/0108/007.html