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2007年01月07日(日) 10時05分

個人タクシー泥酔 車内に泡盛瓶琉球新報

 那覇署は6日夜、多量に酒を飲み泥酔状態でタクシーを運転していた那覇市樋川1丁目の個人タクシー運転手、高宮城修容疑者(51)を、道路交通法違反(酒酔い運転)の容疑で現行犯逮捕した。昨年11月にも豊見城市の個人タクシー運転手が飲酒運転で2度検挙・逮捕されたばかり。乗務員が相次いで逮捕されたことで、個人タクシー業界の飲酒運転防止の取り組みの在り方が厳しく問われそうだ。
 調べでは、高宮城容疑者は6日午後7時5分ごろ、那覇市識名の路上で酒を飲み酔った状態で個人タクシーを運転していた疑い。同容疑者からは酒気帯び運転の基準値(0・15ミリグラム)を大きく上回る呼気1リットル当たり0・95ミリグラムのアルコールが検出されたという。当時タクシーは業務中だったが、乗客は乗っていなかった。
 通行人が不審な様子のタクシー運転手を目撃し、警察に通報。駆けつけた警察官が、蛇行しながら走る高宮城容疑者のタクシーを発見し、停車を求めて確認したところ飲酒運転の事実が発覚した。タクシーの車内には泡盛の瓶が置いてあり、同容疑者はかなり酒に酔い、警察の事情聴取にもまともに答えられない状態だったという。
 昨年11月に逮捕されたタクシー運転手は、酒気帯び運転で一度違反切符を切られた後に飲酒運転で再度、逮捕されていた。12月にはタクシー事業者などが総決起大会を開催し、飲酒運転の撲滅を強く訴えるなど再発防止に向けた取り組みを進めていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070107-00000003-ryu-oki