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2007年01月07日(日) 03時02分

英王子の恋人にパパラッチ過熱、今春婚約説で読売新聞

 【ロンドン=本間圭一】チャールズ英皇太子と故ダイアナ元妃の長男ウィリアム王子(24)と恋人のケート・ミドルトンさん(24)の婚約・結婚を巡る報道が英国で過熱してきた。

 ゴールインを予感させる2人の行動が伝えられ、4年間の交際を経て、今春に婚約発表との憶測も広がっているからだ。一方、報道合戦により、故ダイアナ元妃を悩ませた「パパラッチ」が2人を追いかけ回しており、英王室の悩みの種となっている。

 報道が過熱するのは、ミドルトンさんが王子の公式行事にも出席、エリザベス女王と昼食も取り、王子の恋人として“公認”されているためだ。英紙デイリー・メールは早ければ07年春に婚約発表もあると推測している。英誌スペクテーターは、婚約発表を07年中と見る。

 皇太子と故ダイアナ元妃が結婚した1981年以来の報道過熱で懸念されるのが、2人のプライバシーだ。英国では、ダイアナ元妃が97年、パリで事故死した際、有名人を追いかけるカメラマン「パパラッチ」の存在が問題となり、以後、ウィリアム王子の学生生活を取材しないとの「紳士協定」が生まれた。

 しかし、王子の大学卒業に伴い、同協定が事実上無効になると、パパラッチは昼夜、ミドルトンさんを追いかけ回し、弁護士が新聞や雑誌に抗議文を送付する事態に発展。ミドルトンさんの自宅の様子も報道され、王子が激怒したといわれる。5日には、繁華街から帰宅するミドルトンさんを警官約10人が警護したが、英PA通信は、パパラッチ対策と伝えた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070107i501.htm