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2007年01月07日(日) 16時00分

情報流出:県の文書49件が流出 ウィニー介して、職員の私物パソコンから /愛媛毎日新聞

 県は6日、県民環境部消防防災安全課保安係の男性一般職員(34)の私物パソコンから、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介して業務上の文書49件が流出したとみられると発表した。
 男性職員は、高圧ガスに関する許認可などに従事。流出文書は、許認可を巡る文書の書式や、保安講習会の説明資料、高圧ガスを扱う事業所が保安基準に適合しているかどうかを示す文書など。一部に県内31社の社名が入っていたが、個人情報などはなかった。
 5日夕、県警や県民からインターネットの掲示板上に資料流出を示す書き込みがあると指摘され判明。県は内規でデータの無断持ち帰りや、私物パソコンを含むウィニー使用を禁止していた。男性は数回にわたりメモリーに入れた文書を持ち帰り、自宅パソコンに入れていた。パソコンにはウィニーがインストールされており、ウイルスに感染して流出したらしい。男性職員は「ウイルス防止ソフトを入れており、大丈夫だと思った。申し訳ない」と話しているという。
 三好大三郎・同部長は「内規違反は処分の対象になる。職員の指導を徹底したい」と話している。【古谷秀綱】

1月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070107-00000213-mailo-l38